心地よい喪失
おそ松さん第3期が終わって
2日が経ちました
この「先」があるようなないような
ゆるやかな希望のあるラスト故
終わることを恐れていたわたしですら
夜明けの海のような穏やかな心をもって
受け止めることができる最終話でしたが
それでも
放送を心待ちにしつつも
労働に追われ疲れた体で見ようか寝ようかを
放送時間ギリギリまで考えあぐねるも
いざ始まってみればゲラゲラ笑って
ひとしきり思ったことをひたすら文字にして
興奮冷めやらぬ中眠りについて
清々しく目を覚ます月曜日は
もうしばらく来ないのかと思うと
少し喪失感のあるものです
でもこの喪失感は
必ずしもネガティブなものではなくて
楽しみにしていた旅行だったり
待ち望んでいたイベントが終わった翌日だったりの
熱狂の余韻、残り火を求めて
昼下がりからのろのろと動き出すときのような
あたたかさのある感情のように思えます
歳をとると丸くなる、というけれど
感覚や感情のセンサーも
少しずつ鈍っていくのかもしれませんが
こうやって心動かされる物事には
定期的に出会っていきたいものです