世界は今日も美しい

政治と野球のことは書きません。

松野おい松野

おそ松さん第3話を見ました

衝撃のBパートでしたね

2話Bパート〜3話Aパートはひたすら笑う、というより見入ってしまう回だったので

3話Bパートでまたゲラゲラ笑えてよかったです

相変わらず面白かったので来週も見ようと思います

以下ネタバレ

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図を作るのとその図にプロットするのが好きなので

六つ子がシャケウメに対して抱く感情を整理しようと思いました

 

とりあえず2軸は以下の通り

x軸: シャケ・ウメのことを「ふたり」として見ているか「2台」として見ているか

y軸: シャケ・ウメと親しくする意思があるか

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こうしてできた図がこちらです

第1象限: 新しい仲間

自分たちに様々な特技を持つ新しい「仲間」が2人増えたという認識でいる

シャケウメに対する態度は周囲の他人に対する態度に近い

第2象限: 所詮は機械

自分たちのもとに便利な道具が2台増えたという認識でいる

シャケウメに対する態度は家電に対する態度に近い

第3象限: 不審者(?)

自分たち六つ子を害する正体不明の異物が入り込んだという認識

シャケウメと積極的に接することはない

第4象限: 所詮は他人

自分たち六つ子にとって有益な存在かもしれないが、決して仲間ではないという認識

シャケウメと積極的に接することはない

 

3話までに見てとった内容をもとに

六つ子の心情をプロットして何を考えているかに想いを馳せてみます

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第1象限から順番に思ったことを書き殴ります

カラ松: 

おそらく、1番目に見えてシャケウメをかわいがっている

出会って数日程度の彼らを「ブラザー」とまで呼んでいる程には

チビ太がシャケウメを褒めたときにもどこか誇らしそうで

松野カラ松は自分が自分で納得のいくカラ松であれば

新しい仲間が機械だろうが人間だろうはまあまあどうでもいいんだなあと

また、2話でシャケウメにまずやらせたことは

自分のワンマンライブを聞かせることなあたりにもかわいげがありますね

兄弟と違って自分を雑に扱わないのが心地よいのか?だなんて邪推をしてみたり

十四松: 

シャケウメのことを、1番「友達」として扱う十四松

まず彼らに頼んだことが「一緒に将棋で遊ぶこと」であるあたり

完全に「かしこくてすごいことができる友達」を見つけた感覚

自意識が宇宙レベルであったことからも

人ならざるものを受け入れるキャパシティも広そうなので違和感はない

十四松にとって世界は十四松が感じた通りに存在しているので

他の兄弟にシャケウメを「機械」扱いされると目を剥いて驚くんだなあ

 

ただ、シャケもウメも所詮は友達であって兄弟である一松の方が大事そうなあたり

カラ松よりもそこらのバウンダリーはしっかり持っていそう

まるで夕焼け小焼けで日が暮れて、また明日といった風情

(仮に、不信感を募らせているのが松野一松以外だったらどう行動していたかはまた別の話)

チョロ松: 

1番シャケウメの「機械」としての性能を評価しているような言動が目立つ気がする

(単にカタカナがセリフに多いからかもしれない)

また、カラ松のブラザー発言に「いやおまえだけのものじゃないから」と突っ込むあたり

仲間だと思う感覚があるようにも見えなくはない

ある意味1番シャケウメにとってもAI冥利に尽きるのかもしれない

トド松: 

「機械」という単語をシャケウメの面前で連発し、「彼らは自分たちとは違う異質な存在」という認識を隠そうともしない

この清々しいほどのドライモンスターぶりよ

仲間だと思っているか、と言われるとなんとも微妙だけど

だからといって別にシャケウメに対する敵意があるわけではなく

松野トド松は、自分が楽しくかわいく過ごせればそれでオールオッケーなので

自在に言うことをきくシャケウメはむしろありがたい存在なのかも

2話でも、全身マッサージをさせるなど下僕同然の扱いをしてる姿が印象的でした

(誰に対してもマッサージをお願いするほどの図太さをトド松は持たない、自分より「下」の存在だけ)

たぶん君ロボットの設計とか向いてると思うよ、知らんけど

一松: 

2話の時点から目に見えて不信感を見せつけている松野一松

シャケウメの正体や目的、機械としての性能などはどうでも良くて

ただただ日常を侵略するなにかにしか見えていなさそう

安寧を邪魔する奴は何者であれ信用ならず恐ろしい

かといって自分の考えが理にかなってないことなど百も承知だから兄弟にすら背を向けることしかできないように見える

哀れよのう

おそ松: 

松野おそ松

そういうとこだぞ松野おそ松

真っ先にシャケウメを家の中に引き入れる選択をしておきながら

時に兄弟すら寄せ付けずふらりと何処かへ消えていく

自分が楽しく幸せに過ごせればそれでいい松野おそ松の幸せを構成するのは

「六つ子の松野おそ松として日々を自由に生きること」

そんな松野おそ松からすればシャケウメは兄弟を奪う他の人間と大差ない存在なのかもしれない

 

でもそうか、アバンで異質な(松野おそ松からすれば他人ともいえる)ゲスト2人に挟まれて

涙目になるほどには「未知との遭遇」を恐れているから

無意識にシャケウメに近寄らない選択をしているのかもしれない

松野おい松野 いい加減にしてくれ

推す方だって心臓はひとつしかないんだぞ

 

ああスッキリした

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ところで、どちらかといえば男言葉を使うことからも

便宜上シャケウメのことを「彼ら」と呼んだけれど

シャケウメには性別、って概念はあるのでしょうか

ないのだとすればこれもまた「コンプライアンス」の問題になるのかなあ