年の変わり目
今年も残すところ50日を切りました
年末の過ごし方について思いを馳せる季節です
存在が一族の恥なので
親族会議などのイベントが続く正月シーズンは憂鬱なのですが
昨年はムシャクシャしていて勢いに満ちていたのと
初日の出など見られたらと
憂鬱を吹き飛ばすべく、大晦日の夜は外に出てみることにしました
行き先は、少しだけ考えたけれど
ムシャクシャした時には
いつも海に行っていたので
少し遠くの海まで足を伸ばすことにしました
ついでに除夜の鐘なども撞いてみたかったので
海からそう遠くない山のお寺にも目星をつけて
1番分厚いコートを羽織りふらりと出発しました
いつもは観光客で賑わう海辺の駅も
大晦日ということで
ほとんど眠りについている中
駅前で地酒と年越し蕎麦をいただき
終夜運転の電車とバスを乗り継ぎ
電波もとどかないような山奥のお寺で年越しを待ちながら
都会よりも数段冷え込む夜を迎えていました
草彅剛のガキ使出演に心を乱され
煩悩に満たされるも
無事に除夜の鐘を撞き
軽い気持ちでご本尊に参拝しようとしたら
700段近くの石段を昇る羽目になるなど
新年早々なかなかハードでしたが
夜が明ける1時間ほど前には
海岸に腰掛けて
眠気でぼんやりしながらも
無事に朝を迎えることができました
厚い雲に阻まれて、太陽を拝むことは叶わなかったけれど
「夜が明けた」のを感じるのには十分でした
仕事でムシャクシャした時も
この朝日を拝めばいつだって穏やかになれる
いい朝でした
帰り道に見たお城も凛々しく
爽やかな年明けでした
ひどい世の中になったし
嫌なことも色々あったけれど
去年よりも健康な気がするので
何者かが守ってくれたのかもしれません
今年はどう過ごそうかな
どんな情勢になってるかわからないけど
許されるのなら
お礼参りがてらまた煩悩を飛ばしに行こうかな