世界は今日も美しい

政治と野球のことは書きません。

やめておけ

今週のおそ松さんは見ましたか?

本当に、本当に「理想」の

松野おそ松くん像が描かれていて

 

松野おそ松くんの限界オタクとしても

ひとつも幻滅することなく

人間松野おそ松くんの

解像度が一気に引き上げられた

素晴らしいエピソードだと思いました

 

松野おそ松くん、という男は

軟派で軽薄でデリカシー0のフリをして

自分に好意(らしきもの)が一直線に向けられると

途端にどうすればいいかわからなくなってしまう

その在り方がソファーの下でぶるぶると震えるという辺り

 

あえて馴れ馴れしく接するのが

期待値を下げるための予防線なのであれば

「好かれないための言動」として

彼が認識しているのが

「馴れ馴れしく接する」

「下品なことを言う」

「スカートをめくる」

「屁をこく」

という前時代の小学生レベルで止まっている辺り

 

それ以上の葛藤を知らず

それ以上の悪さも知らずに来てしまった

坊ちゃん育ちが透けて見えますね、

 

長男以外の六つ子ちゃんや、トト子ちゃんも

同じくらいに坊ちゃん嬢ちゃんだから

松野おそ松くんの「悪さ」が際立ち

松野おそ松くんの良さは言葉にできないんだろうけど

視聴者のオタクにはそれがいっそ純粋に刺さる

松野おそ松くんの良さが滲み入るんだなあ

 

ひとつだけ言えることはそう

あんな女はやめておけ

掌に収まる程度のその自意識を

たかが女に千切られるだなんて勿体ない