耳が心地よい
帰りの電車の中
前に座っていた若い二人の女の子が
お手本のように滑らかな
ロンドンっ子の英語で
おしゃべりしてました
昔から「母国語の発音」という属性が好きなのか
幼児の頃から落語のCDをBGMにして寝たりしたものですが
どうやら日本語以上に
「アメリカ・イギリスの英語」に対して
文章としての美しさとは無関係に
耳が心地よくなるポイントがあるようで
今も美しい発音を求めて
意味もなく大統領の演説や
適当なドキュメンタリー番組
見知らぬ料理番組や
謎のYoutube朗読など
BGMが激しくなくで話し声が中心の動画を
流したりしながら眠りにつくことがあります
中身は全く聞いてません、聞いてもわからん
せっかくなので
いろいろな年代や性別の人が
いろいろな言語で作った動画で
セルフ検証してみましたが
アメリカ/イギリスの他には
社会階層や地域、語り手の性別を問わず
大変にスッと安眠できました
英語圏の国であっても
個人的に安眠に至りませんでした
単に聞き取れないから眠れないのかと
まるで知らない言語でも試してみましたが
それぞれの言語を母国語とする人による
アラビア語、ドイツ語、ギリシャ語、セルビア語、スウェーデン語、ヘブライ語、中国語では
耳が不思議と心地よく
フランス語、韓国語、ロシア語、フィンランド語、オランダ語、トルコ語では
特に耳が反応しませんでした
スペイン語はばらつきがあったので引き続き要検証です
なお、内容は一切関係ないです
飲んだくれたおじさんがクダ巻いてる様子や
道端で繰り広げられるキャットファイトなど治安の悪い動画でも
はたまた幼児の成長記録のような
語学的な要素のほぼない動画でも
条件を満たせば心地よいことには変わりない
相性の良い音韻とかがあるのかな
もはや一種のフェティシズムですね
ひとつだけ言えることは
睡眠学習は無意味ということです
ちょっとだけ期待したんだけどな