世界は今日も美しい

政治と野球のことは書きません。

海を歩く

夜の海、という場所には特別な思い入れがあります

濃紺のグラデーションだけが見えて

月明かりと白い波だけが光る

 

少し前の祝日にも

ふと思い立ってひとり鎌倉に行き

ひたすら夜の海を見ていましたが

 

今日は友達と

ひたすら夜の海岸沿いを歩きました

実に江ノ電で7駅分の距離

 

夜の海って

スマホのカメラには映らないし

音だって

録音しようとしても雑音が入ってしまうけど

 

人間の目だと

月明かりが存外に明るいこと

黒一色に見える水平線にも

名前のない別の色がついていること

波の音は遠くまで届くこと

頰に感じる海風にも匂いがあること

 

私たちの生身が感じ取れる

特別な領分なのかと思います