世界は今日も美しい

政治と野球のことは書きません。

今日の音楽

invitation/柴咲コウ

 

たまたまTSUTAYAで聞いて借りて知った曲 

ギタドラを知るよりだいぶ前の話

 

路面電車なんて風情も

「海」なんて洒落た景色も

身近にはなかったし

 

誕生日に服を贈れるほどの

服飾センスも

親密な関係の相手もいなかったし

 

ついでにいうと

炭酸が苦手でラムネも飲めなかった

歌で描かれるノスタルジーとは

比べ物にならないけど

聞くたび思い出すのは同じ記憶

 

電車でたかが数駅向かった程度の

「少し遠く」の川縁で

手持ち花火を振り回して

ネズミ花火を追いかけ追いかけられ

ビニール傘で夕立をしのいで

線香花火に息を潜める

 

帰りは少し名残惜しくて

誰が言うともなく

わざと次の各駅停車を待った最後の夏

 

あの頃と同じ景色を

毎日通勤電車で通過して

時折同じ川縁を歩くこともあるけど

 

記憶が書き換わらないように

 

何度でも聞いて

何度でも書いてやる

わたしは甘党よ 他人より甘党ね

あまり甘いものは

進んで食べることは少ないけど

 

(あれ食べたいな)という

渦巻くうっすらとした欲望が

いつも水面下にあって

労働時間に比例する形で

その欲望がじわじわと高まってきます

 

今は

 

カラメルがつやつやと光る

大振りのリンゴがぎっしりと乗った

瑞々しいタルトタタン

 

甘い甘い濃厚なチョコレートに

アクセントを加える甘酸っぱいあんずジャム

少し乾いた生地に潤いを与える

真っ白な生クリーム

それぞれが引き立つようなザッハトルテ

 

粉がポロポロ落ちるのを半分に割って

しっかりしたクロテッドクリーム

ブルーベリーのジャムで戴く

英国風の焼き立てスコーン

 

ほんのりと焼き色のついた

ピンと立ったメレンゲの下に

ビタミンカラーのレモンクリームが

たっぷり敷かれたレモンパイ

 

リンゴの酸味と生地の甘味

豊かに香るシナモン

そして粒々した生地の食感がクセになる

アップルクランブル

 

たっぷりのシロップがかかった

クリーム色のふわふわした

リコッタパンケーキ

 

今日も元気に煩悩まみれです

おやすみなさい

 

人生最大(仮)

物欲がそこまで突き抜けていないのか

そこまで大きな金額のお金を得る場面がないからか

子供部屋おばさんなこともあり

あまり大きな買い物とは無縁の人生でした

 

旅行とかは行っても

一括でお金のやり取りがある訳ではないから

「大きな買い物」というには

ちょっと実感に乏しいですし

 

そんな中

人生最大の買い物が

社会人なって最初のボーナスを

つぎ込んで買ったNintendo Switchから

 

1ヶ月分の家賃と

仲介手数料他契約に必要な初期費用一式へと

無事アップデートされました

 

まだお引っ越しはもう少し先ですが

その日が着々と近づいてきています

 

新生活大丈夫かなあ

灰色に溶けて

背丈を越すほどに雪深い地域に住む皆様

吐息も凍るほどの寒冷地に住む皆様

お元気ですか

 

ここのところ、あまりにも寒いとのことで

日本各地の池や小川まで凍りついているらしいですね

 

子供の頃に住んでいた町も

一晩外に置かれた車の窓ガラスが

朝には真っ白な結晶で覆われるような

寒い寒いところで

 

春夏秋冬いつでも

分厚い灰色の雲が空一面を覆っていて

子供の足で行ける近所には誰も住んでいない

 

窓の外には鬱蒼と茂る針葉樹と

反対岸も見えないほどの大きな湖だけ

 

1度だけ、その大きな湖が

端から端まで靴を履いて歩ける程に

凍りついたことがありました

つるつる滑る水面を歩いた先の

湖の真ん中で

灰色の空と灰色の氷に挟まれて立つと

 

まるで自分が灰色に溶け込めたような気がして

 

毎晩見る夢だけが幸せだった

そんな毎日の中でも

その日は楽しかったのをふと思い出しました

 

大人になってから見たとある映画で

この湖が舞台として登場しました

映画の中でも空は灰色でしたが
不思議と懐かしい気持ちになりました

 

西向きの窓から光が差すのが

昨日より少し遅くなる今日この頃です

 

隣の芝生はキラキラ光る

おそ松さん14話見ましたか?

見始めてから見終わるまで

久々に終始「とてもよかった」と思いました

 

隣の芝生について考えさせられる

素晴らしい回でした

 

隣の芝生ってなんで青いんでしょうね

それはきっと芝生なんて見ようとするからですよ

 

他人の芝生を青く思えるかどうかって

かなり人間性が出ると思っていて

松野たちにとってもわりと顕著なのかなと思い

例の如くまたよくわからないマトリクスを作りました

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横軸は「隣の芝生を見るか」

つまりは、自分以外の他者

周りの世界に意識を向けているか

縦軸は「隣の芝生に憧れるか」

ということで

何かしらの「外界」を憧れの対象としているか

 

と考えて

キラキラファントムストリームを元に

自己解釈でマッピングしてみると

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わりと綺麗に分かれました

自意識回とかも意識するともっと精緻な何かが生まれるのかな

 

キラキラした隣の芝生を凝視しながら

憧れを募らせる松野チョロ松

キラキラした「何か」を意識して

憧れ溶け込もうとすることもあるけれど

基本的には目を逸らして自分の世界に入り込む松野一松

俺こそがキラキラなので他人がどうだろうと

まあまあどうでもいい松野カラ松

キラキラの存在をものすごく意識してるけど

僕もキラキラなので憧れるまでもない

(と思ってる)

メンタル鋼の松野トド松

キラキラの存在を一応認識しているけど

よそはよそ、十四松は十四松な

芯の強い子松野十四松

 

そして

いわゆるキラキラした世界には

それほど興味もなさそうで

(本人基準で)どうでもいいことには無頓着で

我が道を生きているように見えて

結婚式の帰り道などから

確かに見える「他人の目」「世間の目」への意識と

現実から目を閉ざす意思

おまえそういうとこだぞ松野おそ松

 

こうしてみると

「強い」人間っていうのは

隣の芝生に目を向けつつも

自分と比べて落ち込んだり

無理に憧れたりしないような心持ちでいられる人間なのかなと

 

隣の芝生は地獄の門のようで

地獄の門を認識していないと

芯の強さは身につかないのかと

 

世間の目が気になる私としては

考えあぐねた次第です

本屋

最近なかなかブログを書けていないけど

心の気力が削がれているのか

それとも今はインプット期なのか

年末年始もKindle Unlimitedでパラパラと気になる本をめくっていました

 

Kindle Unlimitedは最高です

もう脳を無にして活字を摂取できます

それでもたまに物足りなくなって

本屋に行きたいなあだなんて

 

本屋に行ってひたすら気になる本を立ち読みしたい

できることなら買いたいけれどね

 

でも実際に本屋に行ってみたら

なんか読んでしまうのがもったいない気がして

膨大な楽しみの牙城を

どこから切り崩していけばわからなくて

 

結局手持ち無沙汰にうろうろするだけ

特に何も読まず、特に何も買わない

そんな日も大いにあるけど

それもまた一興

 

図書館はなんとなく空気が埃っぽいのと

返却期限に追われざるを得ないのと

あとは「知的な空間」に身を置く自分が

とても場違いな気がして

あまり好きではないから

結局本屋に足を運んでしまう

 

なんかの間違いで小金持ちになったら

近所の本屋でお金を気にせず

気になった本が買いたいなあ

 

次に引っ越す予定の街も

本屋がある街です

食べて応援

またちょっと書かない日が増えていますが

ネタ切れ、というよりも

書くための気力が少しだけ足りない日

という方が正しいかもしれません

 

昨年末、駆け込みで架空の故郷に納税をしたのですが

年明け早々に返礼品が届きました

 

旭川あらかわ牧場の「和乾酪」です

 

ミルクの風味豊かなフレッシュチーズを

昆布出汁や醤油などに漬け込んだものなのですが

これがもう暴力的なまでの旨味で

口に入れると、しばらくフリーズしてしまうくらい

 

去年「北海道チーズ博」ってイベントで食べて

チーズに対して抱いていた苦手意識を全て吹き飛ばすほどに

あまりにも美味しかったんです

 

なんと、旭川市外には流通しておらず

各種イベント会場かふるさと納税でしか手に入れる方法がないとのこと

いてもたってもいられず血税を注ぎ込むことを決めました

 

もう大規模な物産展やイベントなんて

二度と開催されないかもしれない中

せめてそういった工房や自治体が姿を消さないためにもと

おいしくいただこうと思います

 

いつ食べようかな